列車事故について思うところ。

国鉄が民営化されてJRになってから10年、運転手の採用がほぼ無かったらしい。
つまり、現在30歳代の、ベテランとして運転にあたり、また後進の指導にも力を尽くすべき世代がまるまる存在していない。ベビーブーム世代の退職に備えて若手の育成が急務になっている。
 
これは大きな問題だと思う。
10年の間に赤字を減らすことはできたかもしれないが、列車を運行させるのが人である以上、「人の育成」が重要なのは明白。目先の赤字ばかりを見てしまい、長期的な視野にかけていたのではないのか?
 
それにだ。この「30代ベテランの空白」は他の分野、軌道や列車の整備などにも及んでいるかもしれない。安全が蔑ろにされていなければよいが…。